インランド・エンパイア

インランド・エンパイア 通常版 [DVD]

デヴィッド・リンチ監督の最新作を観ました。
マルホランド・ドライブと同系統の作品で、さらに上を行っています。正直言って何がなんだかさっぱり分かりませんが、とにかくスゴい。リンチ監督作品が好きな人には自信を持ってオススメします。とにかく観ろ。つまらなかったらレンタル代はぼくが払います。
逆に、好きでない人にはまったくオススメできません。多分、最後まで観られないと思います。がんばって観たとしても、骨の髄までくたびれるだけで、カネと時間を無駄にしたという思いしか残らないでしょう。なんてったって上映時間がアレなので。
個人的には、最後ギリギリまで傍観者側に回っていた女性が、事の詳細は不明なものの、何やらハッピーエンドを迎えたらしいシーンにぐっと来ました。マルホランド・ドライブのオペラ歌手のシーンと同様、不条理の中の希望、あるいは真実といった類のものを示唆しているような気がします。
マルホランド・ドライブはリンチ監督の 10 個のヒントによってストーリーを理解できるそうですが、インランド・エンパイアはどうなんだろう。少なくともぼくには到底理解できそうにありません。