ずいぶん日が経ってしまいましたが拝聴したセッションの感想を書き留めておきます。
Vue.js + Spring Bootで楽しくフルスタック開発やってみた
うらがみさん。
フロントエンドの知識が皆無なので、後日検索するキーワードを拾い集めるくらいの低い意識で拝聴。あとで調べようと思った (けどまだ調べてない…) キーワードは
- Cordova
- vue-router 2
- Vuex
- axios
など。webpack もなんとなくしか分かってない。で、こんなこと思った。
この辺ひと通りさわってうらがみ色に染まろうかな… #ccc_g2 #jjug_ccc pic.twitter.com/SxVbhXsse7
— がるがべ (@garbagetown) 2017年5月20日
Gradle, Doma2, Vue はマイナーだったり開発リソースの弱さが気になって距離を置いていたんだけど、尊敬するエンジニアの皆さんが声を揃えて推すのでちょっと考え方を改めようかと。イミュータブル、バリューオブジェクトを多用するのも興味あり。
最後にデザパタの話。むかし Swing をいじっていたこともあって Observer パターンが超重要なのは納得だったけど、Visitor パターンと型とパターンマッチングの話に付いていけなくて “???” と思っていたら、うらがみさんがすでにブログに書いていた。Brian Goetz の Java にパターンマッチ入れるとしたらこんな感じ?という記事にも同じことが書いてあって、すごく勉強になった。
データ履歴管理のためのテンポラルデータモデルとReladomoの紹介
FOLIO の伊藤さん。転職おめでとうございます!ドラム関連のツイートにいつも fav くださってありがとうございますw
履歴データのモデリングについて、よくあるパターンを丁寧に説明してくださって、とても分かり易かった。パターンに名前を付けるの重要ですね。
で、バイテンポラルデータモデルをネイティブにサポートする Reladomo (レラドモ) の紹介。XML によるエンティティ定義、ジェネレーションギャップパターンを考慮したコード生成という説明に会場がざわついていた (ように感じた)w
分かり易さと発表時間の関係だと思うけど、導入部分のみの説明だったので、この辺を疑問に感じた。
テーブル関連があったり複数トランザクションで更新かけつつ古いデータをフェッチするとどうなるんだろ?絵を描きながら手を動かしてみると楽しそう #jjug_ccc #ccc_g3
— がるがべ (@garbagetown) 2017年5月20日
Q&A や懇親会で聞いた話では表の結合も考慮されているとのこと。シャーディングもサポートしているようなので、履歴をシャードに追い出せば性能も出るのかな。
Eclipse Collection と同様、Kata があるのでやってみようと思った (まだやってない…)。
ヤフーの広告レポートシステムをSpring Cloud Stream化するまで
塩野さんと橋本さん。懇親会でたくさんお話しさせて頂いてありがとうございました!共通の知り合いがいることも判明したので、いつかご一緒できるといいですねー。
各世代のアーキテクチャと問題点、それを次世代のアーキテクチャでどのように解決していったのか、という歴史の紹介が興味深かった。
歴史と言っても第一世代は 2014 年の話で、わずか 3 年で規模もアーキテクチャもこんなに変わるのか・・・と唖然とするばかり。ビジネスがちゃんと成長して、成長に伴って解決しなければいけない課題が発生して、その課題をエンジニアリングで解決して、って理想的な環境だなーと思ったり、夜中に叩き起こされる毎日もつらいなーと思ったり ^^;
月に数回は複数人で半日かけてリカバリ…こみ上げるものがある… #jjug_ccc #ccc_a4
— がるがべ (@garbagetown) 2017年5月20日
MQ を挟んだストリーム処理は MQ を死守しなきゃいけないんだけど、その辺どうしているのか説明がなかったのでセッション後に質問。
4台でクラスタしてるけどそもそも死んだことはないとのこと!
— がるがべ (@garbagetown) 2017年5月20日
ちょっとやそっとでは落ちないことが分かったのが大収穫。こういう実績のお話を聴けるのがカンファレンスの醍醐味ですね :-)
Javaで実装して学ぶOAuth 2.0!
多田さん。連続登壇記録を伸ばし続けていて本当にすごい。
Spring で実装するとセッションが Spring だらけになるので意地で Java EE で実装したという漢気には誰もが惚れたと思う。あと、合間に挟んでくる CM の面白さとデモ失敗のほうがみんなの記憶に残ってしまったようなw
個人的に OAuth 2 をそこそこ勉強した状態で拝聴したので、とくに OLTU による実装の部分はとても面白かったんだけど、ほぼ無知、あるいは OAuth 2 ってトークン使って認可するアレだよねーくらいの知識だと、ちょっと厳しかったんじゃないかなーと思った。
そもそもなんでアクセストークンが必要なんだろー?って背景が導入にあると理解しやすいかも #ccc_e5
— がるがべ (@garbagetown) 2017年5月20日
ここでの経験が後日の自分の発表につながるのですが、それはまた別ポストで。
Java8プログラミング ベストプラクティス & きしだが働いてるかどうかIDEのメモリ使用状況から機械学習で判定する
きしださん。メガネかけているの初めて拝見したような気がする。かっこいい!
離散ウェーブレット変換とか循環ニューラルネットワークとか何も分からないんだけど、きしださん独特の声と話し方で説明して頂くとまったく怖くなくて、むしろ面白いのがきしださんのすごいところだと思う。挙句、オチがロマンだったり、ちゃんと働けだったりw
コーディングプラクティスは Java 8 オンリーかと思いきや Java 7 以前のものもそれなりに。ラムダで例外処理はあきらめていいんだ、って割り切れたのが収穫。
この辺りから体力の限界が迫っており当日のツイートも少なめ・・・
あと斜め前の席でやんくさんがばりばりスライドを書いているのが気になったw
VMの歩む道。Dalvik、ART、そしてJava VM
最後はやんくさん。
体力の限界と VM 知識の不足で聞いているだけになってしまったけど、そもそもなぜ Android は独自に VM を作ったのか、Oracle JVM とは何が違うのか、など分かり易く説明していただいて面白かった!こういう完全に専門外の話が聴けるのもカンファレンスの面白いところですね :-)
裏番組でおそらくここと同じくらい分からんセッションをされていた @tan_go238 さんがバイナリに足を踏み込んだ経緯は以前に伺ったことがあるんだけど、やんくさんはなぜこの道に踏み込んだんだろう?と思った (けど訊いてないので今度いつか機会があったら訊いてみよう) ←訊かないパターン
懇親会
で、懇親会。LINE 寿司がめちゃくちゃおいしかった。LINE さん、ありがとうございました!
ファッ??? #jjug_ccc pic.twitter.com/WLujAzDLhB
— がるがべ (@garbagetown) 2017年5月20日
登壇効果もあったのか、初めての方とも沢山お話しすることができてこれまでの懇親会で一番楽しかったと思います。ご挨拶させて頂いたみなさん、本当にありがとうございました!
自分は人のお名前とお顔を覚えるのが苦手で、頂いた名刺にはどなただったかメモった付箋を貼ったりしているのですが、せめてお相手にはそんな苦労をかけたくないと思ってツイッターアイコンのシールを用意してみたところ、なかなか好評だった。今後も続けよう。
がるがべさんの、名刺にTwitterアイコン貼ってくスタイルは画期的だと思った。それだよ、我々が求めていたものは。
— Hiroshi (@itohiro73) 2017年5月20日
今回は PRINTAIL というサービスを使ってみました。1,000 円前後とお手軽なので、気になった方は試してみてください。
二次会
で、二次会。バイナリ部屋に押し込められたこざけさんがしょんぼりしていたのが面白かったw
こざけさんは技術で殴れば黙ることが判明した
— いつもありがとうございます。 (@tan_go238) 2017年5月20日
あときの子さんがヒーローの存在に気付いてなかったりw
そういえば、かずひらさんご挨拶できなかったな?
— SAMMY(きの子) (@aa7th) 2017年5月21日
と言うわけで登壇から二次会までとても楽しい一日でした。また次回もよろしくお願いします!