リトル・ミス・サンシャイン

リトル・ミス・サンシャイン [DVD]

ジャケットにものすごく魅かれ、ずっと観たいと思っていた映画をやっと観ました。
が。
ちょっと検索していただければお分かりになるとおり、方々でかなり評判のいい映画なのですが、そんなにベタ褒めするほどか？という印象でした。
せっかくいい設定なのに、ちょっとあっさりし過ぎているのです。特に中盤から終盤にかけてのハッピーエンドに向けてぐいぐい進行していく辺りが残念。そんなにあっさりまとまるものなら始めからもっとうまくいってるんじゃないの？とか思ってしまいました。
ただし、一瞬にして自分の夢をブチ壊されたドウェーンの演技は見事でした。どうしようもない憤りに涙を溜め、唇を噛み、体を震わせる様子は真に迫るものがあり、直後の絶叫も非常に良かった。人の怒りってこういうものだよね、と思います。
それにしても、こんなに評判のいい映画に何も感じなかったことが不安です。やはりぼくには何かが欠落しているのでしょうか。