友達のいない windows ユーザのための「cubby で一人寂しく遊ぶ」シリーズ第二弾です。
Trac Lightning
いくら友達がいないとは言え、昨日の自分は他人であり、ソースコードのバージョン管理は必須です。
せっかく Trac Lightning をインストールしたので、subversion でバージョン管理することにしましょう。
create-project
スタートメニューから「Trac」->「コマンドプロンプト」を選択すると適当に環境変数を設定した状態でコマンドプロンプトが開くので、create-project.bat にプロジェクト名を渡して実行します。
D:\TracLight\bin>create-project.bat test
"Congratulations!" と表示されたらプロジェクトの作成は成功です。
Congratulations! Upgrade done. 1 個のファイルをコピーしました。 1 個のファイルをコピーしました。 (snip) 5 個のファイルをコピーしました -- Loading resources from D:\TracLight\install\dbinit.sql
サービスのインストール
Trac Lightning を毎回毎回手作業で実行していたら気が狂うので、windows サービスとしてインストールします。
スタートメニューから「Trac」->「サービスのインストール」を選択すればサービスのインストールは完了です。
ブラウザを起動して http://localhost/trac/test にアクセスすると、プロジェクトサイトが表示されます。
アカウント作成
一人寂しくプロジェクトごっこをする場合でも、いつかどこかで大きなお友達ができた場合のことや、いつかそのうち脳内の山田さんや佐藤さんにスポットを奪われた場合のことを考えると、アカウントの作成手順は確認しておくべきです。
下記手順で test アカウントを作成します。
- プロジェクトサイトの画面右上にある「ログイン」アンカーを選択
- basic 認証ダイアログが開くので、admin/admin を入力してログイン
- プロジェクトサイトのメニューに「管理」が表示されるので、これを選択
- 「Accounts」の「Users」をクリック
- 「Add external user」をクリック
- 「Username」「Password」「Confirm Password」に "test" を入力して「Add external user」ボタンをクリック
- 「test」アンカーをクリック
- 「パーミッション」タブをクリック
- 「admin」にチェック
パスワードは適切に。パーミッションは適当に。職場で test/test なんてアカウントに admin なんか設定したらブン殴られるので注意してください。
subclipse
これで Trac Lightning 上の svn に test/test で接続できるようになったので、早速 cubby プロジェクトを放り込んでみましょう。
バージョンアップ
TracLightning 2.2.5 付属の subversion は 1.6 系で、AmaterasIDE 2.0.6 付属の subclipse 1.6.2 ではコミットコメントに含まれる改行コードの関係で正常にコミットできないため、下記手順で subclipse をバージョンアップします。
- AmaterasIDE を起動
- eclipse のメニューバーから「ヘルプ」->「ソフトウェア更新」を選択
- ソフトウェア更新ダイアログが開くので「使用可能なソフトウェア」タブを選択して「http://subclipse.tigris.org/update_1.6.x」->「Subclipse」をチェックしたら「インストール」ボタンをクリック
- 「次へ」とか「同意する」とか「完了」とか適当に押すとインストールが完了して eclipse の再起動を求められるので「はい」をクリック
以上で subclipse のバージョンアップは完了です。
プロジェクトの共用
下記の手順で cubby プロジェクトを Trac Lightning 上の svn に放り込みます。
- パッケージエクスプローラ上でプロジェクトを右クリックして、コンテキストメニューから「チーム」->「プロジェクトの共用」を選択
- 「プロジェクトの共用」ダイアログが開くので「SVN」を選択して「次へ」をクリック
- 「ロケーション」の「Url」に "http://localhost/svn/test" と入力して「次へ」をクリック
- 「指定したフォルダ名を使用」を選択して "trunk" と入力したら「次へ」をクリック
- コミットコメントを適当に編集したら「完了」をクリック
- ユーザ名とパスワードを求められるので test/test を入力して「OK」をクリック
- 特に設定していない場合、パースペクティブのオープンの確認のダイアログが開くので「はい」をクリック
- チーム同期化パースペクティブでプロジェクト右クリックして「コミット」を選択
- コミットコメントを適当に編集したら「target」と「work」ディレクトリのチェックを外して「OK」をクリック
以上でプロジェクトの共用は完了です。
svn:ignore
target ディレクトリをバージョン管理してしまうと mvn package とかしたときに面倒くさいので、下記の手順で無視リストに追加します。
- パッケージエクスプローラ上で target ディレクトリを右クリックして、コンテキストメニューから「チーム」->「svn:ignoreに追加」を選択
- 「svn:ignoreに追加」ダイアログが開くので「カスタム・パターン」を選択して "target" と入力したら「OK」をクリック
同様の手順で work ディレクトリも無視リストに追加したら、下記の手順で無視リストをコミットします。
- パッケージエクスプローラ上でプロジェクトを右クリックして、コンテキストメニューから「チーム」->「コミット」を選択
- コミットダイアログが開くので、コミットコメントを適当に編集したら「OK」をクリック
コミットでコケる場合は、一度「チーム」->「更新」を選択してからコミットすると大体うまく行きます。