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個人の日記です

在宅勤務環境 2021 ディスプレイ編

在宅勤務環境アップデートメモのディスプレイ編です。その他は以下に書いていきます。

2021-01-29 追記: 各記事のリンクを追加しました。

最終的に LG の 32UL750-W を買いました。31.5 インチ / 4K / VA パネルです。概ね満足していますが、ベストな買い物ではなかったと思っています。

ディスプレイは、サイズや解像度、パネル方式などの組み合わせにより選択肢が非常に多いため、今回のアップデートでいちばん悩みました。この製品に辿り着いた経緯や使ってみた印象を忘れないようにメモっておきます。

サイズと数

ラップトップは 13 インチ MacBook Pro を使っています。職場ではこれに加えて 24 インチのディスプレイを二枚使っていました。在宅勤務になってからは、このうち一枚を持ち帰って使っていました。

27 インチを二枚買うことも考えましたが、要件を以下のように整理して大きいサイズを一枚買うことにしました。

  • 主に仕事で使う。仕事の内容はテキストの読み書き。
  • ときどき動画視聴にも使いたい。
  • 基本的にゲームには使わない。
  • MacBook Pro からのデュアルディスプレイ出力など配線周りで苦労したくない。

40 インチ超えのディスプレイを使っている方々にアドバイスを求めたところ、使う人や環境を選ぶ印象を受けたのでヒヨって 31.5 インチにしました。

解像度

解像度は WQHD と 4K の二択で迷い、以下の理由から 4K を選択しました。

  • 4K で試してみて文字が小さ過ぎた場合は解像度を下げればいい。
  • 動画配信サービスの 4K 対応に備えて可能性を残しておきたい。

解像度について調べてみたところ、中途半端に解像度を下げると GPU に負荷が掛かるらしいこと、リフレッシュレートやケーブルの種類にも注意する必要があることなども分かりました。

時間が無限にあればもうちょっと調べてみたいところでしたが、このへんは実際に使ってみないことには分からんだろうと言い訳して、いったん理解を棚上げしています。

パネル方式

ようやく選択肢がかなり絞れたと安心したのも束の間、まだ考えなければならないことがありました。液晶パネル方式です。

液晶パネル方式の違いは、この記事が分かりやすかったです。

chimolog.co

こちらの記事の比較表が自分の理解と一致したので引用します (有機 EL は省略)。

corriente.top

TN VA IPS
画質
値段 安価 普通 高価
応答速度 少し速い 遅い 若干遅い※1
発色 少し悪い 普通 良い
コントラスト
視野角 狭い 若干狭い ※2 広い

※1 オーバードライブ技術で応答速度が若干改善された製品もある
※2 視野角を広くしたモデルも中には存在する

基本的にゲームはしないので応答速度はあまり気になりません。値段とコントラストを重視するなら VA を選び、画質と発色、視野角を重視するなら IPS を選ぶと理解しました。

LG 32UN650-W

ここまで情報を仕入れて 価格.com で比較したところ、軒並み 10 万円越えが並ぶ 31.5 インチ IPS パネルのうち、VA 並みの価格かつレビュー評価も高い製品がありました。 LG 32UN650-W です。

ダウンストリーム USB 端子がないので、ディスプレイを USB ハブにして、使うケールブはラップトップとディスプレイをつなぐ USB-C ケーブル 1 本だけという構成を検討している人には向きませんが、自分は別途ドッキングステーションを用意する予定だったので問題になりません。

これがベストと思いましたが、気が付いたときには在庫切れになっていました。現在も 2021-01-20 の入荷待ち状態です。

LG 32UL750-W

以上の経緯で LG 32UN650-W をあきらめ、どうせ正面からしか見ないので VA でも問題ないだろうと考えて LG 32UL750-W を買いました。

下記のようにドッキングステーションを経由してディスプレイポートでつないでいます。実はこの構成だと地味な問題が起こるのですが、それは後日また書きます。

[MacBook Pro] -(Thunderbolt3)-> [Belkin F4U097JA-A] -(DisplayPort)-> [LG 32UL750-W]

まず、31.5 インチ 4K は正解だったと思います。WQHD (2560x1440) は解像度が低過ぎて表示できる情報量が物足りませんでした。4K (3840x2160) でも読めないことはありませんが、文字がちょっと小さく感じたので擬似解像度 3360x1890 に設定しています。パフォーマンス面では不利な設定になるはずですが、とくに不都合は感じていません。

画面左半分にブラウザ、右上にエディタ、右下にターミナルを表示して、ひとつのディスプレイで仕事ができるようになりました。Slack などのコミュニケーションツールはラップトップに表示して、必要な時だけ目を向けています。

VA パネルのためか、MacBook Pro の画面と比べるとトレーシングペーパーを一枚かぶせたような、うっすら白くザラついた画質です。また、正面以外から見ると VA パネルなので当然ながらさらに白っぽくなります。実用上はまったく問題ありませんが、IPS パネルを使ってしまうと VA には戻れないだろうな、という予感がします。

ディスプレイの明るさなどを操作する OSD ジョイスティックがとても使いやすいのは想定外でした。PC から操作できるソフトウェア CD も同梱されていましたが、面倒なのでインストールしていません。

電源アダプタがドッキングステーションと同じくらい大きいので、デメリットと感じる人も多いと思います。自分は自作したケーブルトレーに押し込んで隠してしまったので気にしていません。

モニターアーム

LG 32UL750-W とラップトップはモニターアーム にマウントして使っています。念のため補強プレートも挟みました。

モニターアームは以下の動画などを参考にしました。Amazon ベーシックのモニターアームはエルゴトロンの OEM 製品なので、エルゴトロンのマニュアルやノウハウが流用できます。

www.youtube.com

マウントトレイは以下の動画を参考にしました。ラップトップのマウントは地味に苦戦したのですが、それも後日また書きます。

www.youtube.com

モニターアーム を使うとディスプレイが前にせり出して来ないのでデスクを広く使えますし、デスクにたまったほこりをさっと払ったりするときにも便利です。ディスプレイが宙に浮いている感覚には言葉に表しづらい良さがあり、買ってよかったと思います。

ディスプレイについては以上です。次回はキーボードとマウスについて書きます。