garbagetown

個人の日記です

メルカリを始めてアケコンを買った

モノを減らすつもりでメルカリを始めたはずが、いつの間にかモノが増えていました。

背景

自宅が手狭になってきたものの近日中の引っ越しがむずかしい状況は先日のブログに書きました。

広い家に引っ越せないならモノを減らしてスペースを確保するしかありませんが、大きなモノは粗大ゴミとして処分するにもお金がかかります。子を持つ親としては数十年後の地球環境に配慮して、安易にゴミとして捨てず再利用したいとも思います。

リサイクルショップや廃品回収業者は次の理由から利用しませんでした。

  • リサイクルショップ: モノに値段が付かなかった場合、持ち込みの場合は労力、集荷の場合は出張料が無駄になる。値付けの根拠と中間マージンが不明
  • 廃品回収業者: 回収したモノをきちんと再利用せず不法投棄するのではないかという疑念が拭えない。大音量でアナウンスを流しながらノロノロ市街地を回る営業スタイルが不快で協力したくない

以上の理由から、これまでなんとなく敬遠していたフリマサービスに手を出してみました。周囲に利用者が多いこと、インターネットで手軽に知見を収集できること、近所にメルカリステーションがあることからメルカリを選びました。

メルカリの感想

素性の分からない人とインターネットでモノを売り買いする際の課題が、とてもうまく解決されていると感じました。

立場 課題 解決方法
出品者 出品に必要な情報が分からない 出品用のテンプレートが用意されている
出品者 売れる見込みがあるか分からない 閲覧といいね!の数が確認できる
出品者 売れたときに何をすればいいか分からない やることリストが表示される
出品者 梱包が面倒 100 均でなんでも揃う
出品者 発送が面倒 コンビニから発送できる
購入者 お金だけ取られてモノが届かないのでは 取引が完了するまで出品者に売上が計上されない
双方 モノの値段が妥当か分からない 過去の売買実績を検索できる
双方 相手がいい人か分からない 過去の取引評価実績を確認できる
双方 取引相手に自宅住所を知られたくない 匿名配送できる

他のフリマサービスを利用したことがないので比較できませんが、概ね似たようなものだと想像しています。

個人的にはメルカリステーションの存在がありがたかったです。売れたモノを持って行けば、どの箱に詰めればいいか教えてくれます。箱はひとつ数十円で、支払いはメルペイです。ハサミやガムテープなども貸してくれます。梱包材が必要な場合でも、ひとつ上の階にあるセリアになんでも揃っており便利でした。

収納に眠っていた楽器やエアガン、イラスト集、DVD などが売れて数万円になりました。シーズンが近づいてきたらスノーボードとブーツ、ウェアも出品しようと思います。アンプとスピーカーが全然売れないので誰か買ってください。

アケコンについて

これも先日のブログに書いた通り、同僚から借りたアーケードコントローラーと PS4ストリートファイター V を楽しんでいます。

アケコンMad Catz の TES です。

慣れ親しんだ三和電子製レバーとボタンでとても使いやすいです。PS3 用ですがソフトが対応していればレガシーコントローラーとして認証することで PS4 でも使えます。

難点としては R3/L3 ボタンがありません。ストリートファイター V ではトレーニングモードのバトル再スタートショートカットが L3 ボタンに割り当てられているので、R3/L3 ボタンが用意されたアケコンのほうが便利です。

いつまでも借り続けるわけにもいかないので PS4 用のアケコンを購入したいと思いつつも、2~3 万円程度の比較的高価なモノなので新品購入は家庭内稟議を通せませんでしたが、せっかくメルカリを始めたんだしと気まぐれに検索してみたところ、たくさん出品されていたので HORI の リアルアーケードPro.V HAYABUSA を購入しました。

やはりレガシーコントローラー認証が不要、L3 ボタンが付いているのはとても便利です。HORI が開発した HAYABUSA レバーは斜めが入りにくいという噂を聞いていましたが、ワイン持ちでぐりぐり入力しているためなのか、とくに気になりません。ボタンはストロークが浅いので軽快に押せます。表面がマット加工されており指が滑りづらいのもいいですね。

レバーのガコガコ、ボタンのパチパチという音は TES より大きいです。アケコン内部にスポンジを仕込んで静音化する方法などもあるようなので、そのうち試してみたいです。

余談

実はこのアケコンの前にサイレント HAYABUSA を購入したのですが、商品が発送されず取引をキャンセルしました。

出品者が設定した発送予定日を過ぎると取引をキャンセルできるようになります。一週間待っても発送されなかったので、催促メッセージを送りましたが反応がなかったのでキャンセルしました。

今回はキャンセル申請から一日で受理されて手元の金額が戻りました。出品者は警告されたようです。

help.jp.mercari.com

ただの冷やかしだったのか、並行して出品した別のフリマサービスで売れてしまったのか、真相は謎です。このようにリスクリターンの見合わない行動を取る人を見ると、世界は広いなと思います。

まとめ

なんとなく治安が悪い印象があり敬遠していたフリマサービスですが、思っていたよりもずっと簡単にモノを売買できて、とても良いサービスでした。大量生産・大量消費から脱却していこうという時代において、インターネットを活用して需要と供給をマッチングさせるというコンセプトも応援したいと感じます。

モノを減らすつもりがうっかりモノを増やしてしまったので、TES は速やかにお返しして、引き続き自宅の断捨離を進めていこうと思います。