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garbagetown

個人の日記です

怖くないScala勉強会を開催しました

2013年10月19日(土)に 怖くないScala勉強会 を開催しました。備忘のため記録しておきますので、文字だらけですが興味のある方は参考になさってください。

なお、会場には 株式会社DTS の大会議室を利用しました。末端のしがないヒラ社員の個人的な催し物に快く会場を提供してくれた DTS 社に心から感謝します。

背景

2010年4月から Play Framework のドキュメント翻訳サイト を運営しているのですが、Play2 になってから実装言語が Java から Scala に変更され、ドキュメントの内容にも Scala の知識を必要とするものが増えてきました。

その際に

とツイートしたところ、 @gakuzzzz 先生がいろいろと教えてくださったので

とツイートしたら

@daiksy さんが声を上げたので、いいっスね子供を背負ってでも参加しますよ!とかテキトーなことを言っていたのですが

と話が進んで、いつの間にか自分が企画することになっていました。

勉強会の開催は初めてだったので、右も左も分からないまま、本当に沢山の方にご支援頂きながら何とか開催まで漕ぎ着けることができました。

社外との調整

まず、co-meeting を使って、主に粕谷さん、がくぞ先生と勉強会全体に関する以下のような内容について相談しました。

  • 勉強会のテーマ、タイトル、ターゲット
  • メインスピーカー、LT スピーカー
  • タイムテーブル
  • 周知、募集サイト
  • 会費
  • Ustream 配信
  • ビアバッシュ
  • 懇親会

co-meeting は同期/非同期を問わずコミュニケーションが取れるので、とても便利です。

ただし、twitter の mention のように特定の個人に対して連絡や通知をする手段が無いので、自分宛ての連絡が更新されていないか不安になり、一日に何度も co-meeting を開いていました。

登壇者各位には twitter で連絡をしましたが、失礼の無いように書くとすぐに 140 文字を超えてしまったり、後から頂いた連絡内容を検索するのに苦労したり、相互にフォローして頂いている方でないと DM が送れなかったりといろいろ問題があったので、facebook グループなどを活用した方が良いかもしれません。

社内との調整

とにかく勉強会に使用する会議室を管理している部署に話を通す必要がありました。幸いなことに、直属の上司が社内でも指折りの技術者であり、R&D 的な部門のマネージャーとも個人的に面識があったため、これら管理職の方々に同席頂いた上で打ち合わせをしました。

創業四十年のお固い中堅 SIer らしく、稟議書を回したり、社長説明用の資料を作成したりと、ある程度の事務作業は必要でしたが、想像していたよりもずっとスムーズに調整を進めることができました。「参加者が暴力団等反社会的勢力の関係者でないことの証明が必要」と言われて面食らったのも今となってはいい思い出です。

また、社内報のネタになるかと思い、企画・広報にも連絡を入れました。こちらは WEB+DB PRESS に Playframework2 の記事を執筆した際に関係を作れていたこともあり、とんとん拍子で話が進み、社内報にページを割いて頂けることになりました。

続いて運営スタッフには、個人的な知り合いの中から技術やイベントに興味がありそうな方にメールで依頼しました。自分が声を掛けた方が更に知り合いに声を掛けて、と最終的には当日来られなかった方も含め 12 名もの方にご協力頂きました。この場を借りて心よりお礼申し上げます。

その後、運営スタッフとは社内 SNSSalesforce Chatter に勉強会運営グループを作成し、コミュニケーションを取りました。こちらも非同期にコミュニケーションが取れる上に、twitter の mention のような機能もあって非常に便利でしたが、通知が社内メールアドレス宛てに飛ぶので、外出が多いスタッフは通知に気付きにくい問題もありました。

会場レイアウト

勉強会用とビアバッシュ用の会場レイアウトは、メジャーで会場全体や机、椅子、演台などのサイズを測った後、Cacoo で作成しました。

f:id:garbagetown:20131021140704p:plain

実際に数十台の机を並べること無く視覚的に全体像を掴むことができて、とても便利です。

タイムテーブル

メインセッションは端末の入れ替え時間を含めて 30 分、LT は端末の入れ替え時間を含めて 8 分で計画しました。メインセッションは時間が余るくらいでしたが、そのぶん質疑応答の時間を充分に取れたので、これくらいで丁度いいように思います。

また、途中で時間調整用のバッファ的な意味合いも含めて休憩時間を用意しました。今回の登壇者各位はみなさんさすがに場慣れしており、ほとんど予定時間内に発表を終えられていましたが、トイレ休憩や喫煙時間のことも考えると、やはり休憩は用意しておいた方が良いと思います。

ちなみに LT のタイムキーパーには タニタの予告タイマー を使いましたが、ここはやはり銅鑼をレンタルしたいところでした。

周知・募集サイト

今回は connpass を使いました が、会費の徴収があるイベントの場合は paypal で前払いができる Doorkeeper をお勧めします

2013/10/21 20:09 追記
connpass も paypal による前払いが可能 です。大変失礼致しました。謹んでお詫びすると共に訂正致します。

怖くない Scala 勉強会は当初 70 名で募集したところ、公開当日中に 100 名を超える応募があり、その後に会場レイアウトを変更して募集人数を 100 名まで増員しました。しかし前日辺りからキャンセルが相次ぎ、最終的には募集人数に対して応募人数は 89 名まで減り、実際に会場に来られた方は 68 名でした。

ある程度のキャンセル率は見込んでドリンクやピザを発注していましたが、想定を遥かに下回ってしまったため、決して少なくない額の赤字が発生しました。個人的にはいい授業料だったと前向きに考えていますが、技術者同士の善意と信頼で成り立つコミュニティを裏切る、非常に残念な結果だと思います。

Ustream 配信

最終的には大きな問題なく配信できたようですが、とても苦労した点でした。

当初は会社備品のビデオカメラとノートパソコンを使用した配信を試みました。映像のストリーミング配信は USB 2.0 では転送速度が低く、IEEE1394 で接続する必要があるとのことでしたが、幸いビデオカメラ、ノートパソコンともに IEEE 1394 端子が付属しているものを用意することができました。

しかしビデオカメラがとても古く、Windows7 用のドライバがなかなか見つからない、ようやく見つけてデバイスが認識されても何故か Web アプリ版 Ustream 側に映像が入ってこない、デスクトップ版 Ustream Producer には映像が入ってくるものの配信するとよく分からないエラーが発生するなど、問題が多発しました。

仕方なく、続いて会社備品の第三世代 iPadUstream アプリによる配信を試みましたが、こちらは構図と音声に問題があり、結局いずれも解決できないまま当日を迎えてしまいました。

まず構図については、ズーム機能がないためスクリーンより近い位置から撮影せざるを得ず、このときスクリーンの真正面に iPad を配置すると一般参加者の視界に入って邪魔になってしまうので、どうしてもスクリーンの下側からあおるような構図で撮影するほかありませんでした。

また音声については、PA 卓からライン入力したかったのですが、以下のサイトに記載されている通り、iPhone/iPad のイヤフォンジャックは特殊な仕様になっており、通常の 3.5mm ステレオプラグを差し込んでもマイク入力として認識されません。

なんとか 3 極から 4 極に変換するプラグを用意したものの、残念ながら iPhone/iPad に対応したものではなかったらしく、音声は iPad のマイクで拾うほかありませんでした。

休憩やビアバッシュの際にもスクリーン側の映像を配信し続けてしまった点も改善ポイントだと思います。

ビアバッシュ

以下のサイトがとても参考になりました。

今回は一人当たり 350ml ドリンクを 2 本弱、L サイズのピザを 0.25 枚で計算して発注しました。上述した通り見込んだキャンセル率よりも実際の参加人数が下回ったにも関わらず、ほとんどのドリンクとピザが消費できたことから、ドリンクは 2.5 本、ピザは 0.3 枚くらいで計算すると満足感があるのかもしれません。ただし、この場合は一人当たり 1,500 円くらい徴収しないと赤字になるので、この辺りは企画者の腕の見せどころです。

なお、ピザは絶対に ドミノ・ピザ をお勧めします。信じられないことに、持ち帰り特典の BUY 1 GET 1 FREE! が何枚注文しても適用されます。

今回は平均 3,500 円のピザを 26 枚注文したので、通常どおり配達してもらうと 91,000 円くらいの会計になりますが、持ち帰りキャンペーンとインターネット注文 5% OFF を適用し、半額以下の 43,000 円程度の会計でした。タクシー代が 2,700 円程かかりましたが、そんなものどうでもよくなるお得感です。

また、ドリンクはやはり カクヤス が便利です。今回はビールを 1 ケースずつ 6 銘柄、チューハイとノンアルコール飲料をそれぞれ 1 ケースずつ注文しました。ビールは自分で銘柄を指定しましたが、チューハイとノンアルコール飲料は一本 124 円のものを 6 銘柄 4 本ずつお任せします、などと注文しましたが、快く対応して頂けました。

懇親会

一般参加者もお招きした懇親会を用意するか悩みましたが、参加者の数がまったく読めないため、今回は運営スタッフおよびスピーカーの方のみの懇親会としました。

ここは単純に決断するだけと思っていましたが、実際に懇親会に参加したいと希望してくださる方をお断りするのは非常に心苦しかったです。こちらもやはり doorkeeper を使って前払い制のイベントを別途企画すべきだったと強く反省しました。

BGM

個人的に音楽が大好きで、勉強会や発表スライドにももっと音楽を絡めていきたいという想いが常々あったのですが、自分の iTunes ライブラリにはボエーだのホゲーだのダーイだのデストローイだのろくな音源が入っていないので、今回は運営スタッフ中ぶっちぎりでオシャレな @engineer_osca さんに依頼して音源を用意して頂きました。

TL を眺めていても BGM に関する好意的なコメントが多く、今後もっともっと広まっていくと良いと思います。

BGM の話ではありませんが、そういう意味で @tototoshi さんの 最高のコンパイルにしようぜ は本当に最高でした。自分が所属する会社の会議室のスピーカーからフライングゲットが爆音再生される日が来るとは夢にも思いませんでした。この場を借りて心よりお礼申し上げます。

まとめ

いろいろと改善すべき点もあり、また様々なご迷惑もお掛けしてしまいましたが、沢山の方々の献身的なご支援のおかげで、個人的にも、そして所属する会社としても、前例のないイベントを何とか成功させることができました。上司、関連部署各位、運営スタッフ各位、スピーカー各位、そしてこのイベントのきっかけとなった日経コンピュータ誌様に改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

こうして振り返ってみると、素晴らしい人脈に恵まれた自分はなんと幸運なんだろうと思うと同時に、スティーブ・ジョブズ氏の言った connecting the dots とは、こういうことなのかなと思います。

ここ五年くらいにやってきたことを思い返すと、本当にすべてが繋がっています。費やした時間や発信した情報、お会いした人々や交わした言葉のひとつひとつが積み重なって、今回のイベントの企画と実現に結び付いています。まったくの無駄になっているのはお酒に消えた金と時間と記憶くらいのものです。

自分は技術者としては面白くも何ともないまったくの三流なのですが、運や縁を呼び込み活かす能力はもしかすると少しだけ優れているのかもしれません。また、社会人としての常識のようなものは良くも悪くも随分欠けているのだと思います。

今後も、そんな人間には何ができるのか、そんな人間にしかできないことは何なのかをしっかり考えながら、引き続きみなさんと一緒に精一杯悪ふざけをしていきたいと思います。