思っていたよりもジュリ様のご尊顔が隠れてしまった
これまでのあらすじ
一年前、次のように書きました。
最終的に薄型レバーレスに移行する方法が考えられます。最近では一万円台の製品も発売されるようになってきましたが、安価な製品のほとんどは PC では動くものの、PS5 では動きません。コンバーター を挟むことで PS5 でも動くようになりますが、コンバーター そのものがそれなりに高価です。
その後、レバーレスコントローラーは広く一般に普及し、AliExpress セール時には信じられないような低価格で売り出されるようになり、メルカリにも多くの中古品が出回るようになりました。
レバーレスコントローラーがすっかり手に馴染んだので、RAP.V をメルカリで売却して、売上金で Haute42 R16 と Booter5 を買いました。
この R16 をカスタマイズするにあたって、特に画像編集ソフトの使い方や印刷に苦労したので、備忘録としてまとめておきます。
ボタンキャップ
デフォルトでは味気ないので、メルカリで見つけたボタンキャップを買いました。R16 のスイッチは Kailh Choc V2 クリスタル軸です。いわゆる十字ロープロファイル 用ボタンキャップなら何でも付くと思います。
デフォルトのボタンキャップより背が高く角の丸みもキツいので操作性は下がりましたが、このわずかな違いが勝率に影響するようなレベルに成長するまでは見た目を優先します。
天板
せっかくの透明天板なので、アートワークを挟みます。ここからが本題です。
テンプレートと画像
まずは、あらゆるコントローラーのテンプレートが揃っている focusattack.com から R16 のテンプレートをダウンロードします。
続いて、Deviantart などから良さそうなアートワークやロゴを探してダウンロードします。サイトによってはけっこう際どい MOD 画像などもヒットするので、他人の目が気にならないところで探すことをおすすめします。
ダウンロードしたテンプレートを unzip して gimp で開いたら、INSTRUCTION, INFORMATION レイヤーは不要なので削除します。INSERT レイヤーは必要なので表示します。
アートワーク
ダウンロードしたアートワークをテンプレートに合成していきます。まずは LAYOUT レイヤーのサイズを確認するために "レイヤーサイズの変更" を選びます。
R16 の場合は 3504 x 2323px でした。メモを取ったら "キャンセル" します。
"ファイル" メニューの "開く/インポート" でダウンロードしたアートワークを開きます。
インポートした画像の大きさを LAYOUT レイヤーに合わせるため、"画像" メニューの "画像の拡大・縮小" を選びます。
縦横比をロックして LAYOUT レイヤーと同じ高さを入力したら、"拡大・縮小" します。
拡大した画像をテンプレートにドラッグ & ドロップして、ADD ARTWORK レイヤーの下に移動します。
色のバランスを見るため、ボタンを描きます。ADD ARTWORK レイヤーを選択した状態で、矩形選択ツールを右クリックして楕円選択ツールを選びます。
Shift キーを押しながら真円を描きます。楕円選択ツールのオプションウィンドウでサイズを直接入力してもよいです。30mm ボタンキャップの場合は 280px で良さそうでした。
描画色を変更します。グレーのボタンキャップは #5d4f5d にしました。
塗りつぶしツールで塗りつぶします。
同様に 24mm ボタンを描きます。サイズは 201px にしました。楕円選択ツールに戻れば、コピー & ペーストでボタンを増やせます。
ピンクのボタンは #f58ec6 で描きました。
パープルのボタンは #d406b1 で描きました。ここまでコピー & ペーストしたことによりレイヤーがフローティング状態となっているので、"レイヤー" から "レイヤーの固定" を選んで、フローティングを解除します。
ロゴ
続いてロゴを合成します。アートワークと同様にロゴ画像を開いて拡大します。
縦横比をロックして LAYOUT レイヤーと同じ幅を入力したら、"拡大・縮小" します。
ロゴをキャンパス下部に配置するため、"画像" メニューから "キャンパスサイズの変更" を選びます。
縦横比を固定せずに LAYOUT レイヤーと同じ幅と高さを入力したら、プレビューウィンドウでロゴ画像をドラッグしてキャンパス下部に配置します。"サイズを変更するレイヤー" に "すべてのレイヤー" を指定したら "リサイズ" します。
キャンパスサイズを変更した画像をテンプレートにドラッグ & ドロップして、ADD ARTWORK レイヤーの下に移動します。
印刷準備
R16 の天板は A4 サイズですが、コンビニのプリンタではフチなし印刷ができず画像の端が欠けてしまうので、A3 用紙に印刷して切り抜きます。しかし、ダウンロードしたテンプレートのキャンパスサイズは A3 より大きいので、このまま A3 用紙にキャンパス全体を印刷すると画像が小さくなってしまいます。
キャンパスサイズを A3 に変更するため、"画像" メニューから "キャンパスサイズの変更" を選びます。
テンプレートから A3 を選択すると、A3 縦の大きさがミリメートルで表示されるので、単位を px に変更して幅と高さの値を入れ替えます。プレビューウィンドウ下のボタンで画像を中央に配置したら、"サイズを変更するレイヤー" に "キャンパスサイズのレイヤー" を指定して "リサイズ" します。
できるだけ高画質で印刷したいので、ここでは非圧縮の TIFF 形式を選びます。このまま TIFF としてエクスポートすると最上位レイヤの画像しか表示されないようだったので、レイヤーをすべて統合することにしました。
あとから修正したくなった場合にレイヤー情報が失われていると不便なので、いったん別名で保存しておきます。
最上位の OVERPRINT レイヤーから順に、"下のレイヤーと統合" します。
すべてのレイヤーを統合したら "ファイル" メニューから "エクスポート" を選びます。
"ファイル形式の選択" から "TIFF 画像" を選んで "エクスポート" します。
"圧縮方法" に "圧縮しない" が選択されていることを確認して "エクスポート" します。
印刷と加工
非圧縮の TIFF 画像ファイルはサイズが大きいので、セブンイレブン ではネットプリント できませんでした。USB メモリなどに保存して持ち込み、A3 用紙にカラー印刷します。
コンビニや機種によって操作が異なり、小さめに印刷されてしまうことがあったので、まずは白黒印刷したものに天板を重ねてサイズを確認すると良いです。セブンイレブン の場合は "ちょっと小さめ" を選択せずに印刷します。
問題なく印刷できたら、天板や定規をガイドにして外枠を切り落とします。ここではデザインナイフを使っていますが、普通のカッターで問題ありません。
外枠を切り落としたら、マスキングテープでしっかり固定した天板をガイドにボタン部分を丸く切り抜きます。右上のタクトスイッチ部分は狭く、普通のカッターではむずかしいかもしれないので、あとでフリーハンドで切り抜いてもいいでしょう。
天板を取り除いてネジ部分と液晶部分を切り抜きます。ダウンロードしたテンプレートに描かれている液晶枠は実際より低かったので、上側を 3mm ほど余分に切り抜きました。
切り抜いたアートワーク、リムを戻した天板の順に重ねてネジ止めすれば完成です。
gimp で確認したときよりもリムでアートワークが隠れてしまいましたが、なかなか良くできたと思います。今後、使用キャラク ターを変えることがあったら、本記事を参考に改めてカスタマイズしたいと思います。
余談
この記事を書くために gimp の操作を見直していたところ、なにかのショートカットキーを押してしまったのか、楕円選択ツールのオプションウィンドウなどが表示されなくなってしまいました。
gimp を再インストールしても解消しませんでしたが、下記サイトを参考に設定ファイルをすべて削除してから再起動したところ、無事に初期状態に戻りました。