garbagetown

個人の日記です

アヒルと鴨のコインロッカー


観ました。
なるほど、すっかりやられました。中盤までの所々で感じる「?」が、進行と共にどんどん「!」に変わっていきます。
それでも、やっぱり傑作小説の映画化ということで、端々に取りこぼしがあるような気もします。あまり具体的に書くとネタバレになってしまいますが、麗子のポジションや、あっちとこっちの時間関係がどれくらいなのか、というあたりが明らかになっておらず、ちょっとだけモヤっとした感じが残ってしまいました。最後の最後、瑛太が駆け出すシーンでより一層混乱。
主役二人の演技は見事ですね。瑛太の芝居がかった話し方に実は説得力があったり、濱田さん(よく知らないので敬称)の、ちっぽけな日本の大学生っぽさが秀逸。
琴美役の関めぐみさんは、きれいな人だな、と思ったのですが、wikipedia で調べてみたら ORANGE RANGE の大ファンと書いてあって何だか微妙な気分になってしまいました。どうでもいいか。
いずれにせよ、ものすごく原作が読みたいです。明日にでも買いに行こう。