こんな場末のブログに足を運んでくださる皆さんの多くはご存知でしょうが、カホンという楽器があります(画像はぼくが所有している Tycoon の TCJ-22 )。
ペルー発祥の打楽器で、打面の裏側にはスナッピーが張ってあったり、打面の反対側にはサウンドホールが空けられていたりと、それなりに楽器としての工夫が凝らされており、持ち運びはカンタン、電気はいらない、疲れたらイス代わりになるというスグレモノなのですが、一見するとただの箱です。
先ほど友人から電話があって披露宴でカホンを演奏してくれと頼まれ、二つ返事で承諾したのですが、路上のストリートミュージシャンならともかく、披露宴などというハレの舞台でカホンを演奏するのはなかなか勇気が要るものです。
新郎新婦を始め、友人一同きらびやかに着飾り、一緒に演奏する仲間はギターやらキーボードなどのカッコいい楽器を携えて自慢の腕を披露する傍ら、木の箱に跨ってポコスカ叩く。カホンの存在を知らない人からしたら、どう見ても「お金が無くて楽器も買えず、仕方なくみかんの箱を持ってきた可哀想な人」です。罰ゲームか。
幸いにも今回はドラムを演奏する機会もあるので、あまり惨めな気持ちになることはなさそうですが、当日はドラム関連の機材に加えてカホンも持っていくのか。クルマを手配しておいてよかった。よろしくお願いします。