ER Master
ER Master は、ER モデリング用 eclipse プラグインです。
手作業では ER 図とテーブル定義書と DDL と実際のテーブルの整合を取り切れないため、どれかひとつ変更したら後はツールでドカっとリバースして終わり!という具合にしたいと思い、まずは AmaterasIDE 付属の AmaterasERD を検証していたのですが、AmaterasERD の作者である竹添さん自らが ER Master を紹介されており、「はっきり言ってAmaterasERDでは太刀打ちできない感じ」と仰っていたため、気になって触ってみたところ
- 異常に高機能
- 異常な完成度
でした。こいつはすごいです。
異常に高機能
開発速度も異常なのか、ネットで見かける今年三月くらいの評判はアテになりません。オフィシャルのドキュメントすら追い付いていない。
新規 .erm ファイル作成ウィザードを見る限りでは、対応 DB に DB2, HSQLDB, SQLite が追加されていますし、ER 図からエクスポートできる形式には html も追加されています。
物理名/論理名の切り替えやデザインの変更、テーブル色の変更、フォントの変更、テーブルグループの作成など痒いところに手が届きまくりな上に、ちょっと見たことのない辞書機能なんてものもあるようです。
個人的に神だと思ったのは、テーブル定義書のテンプレート読み込み機能。AmaterasERD は一枚の excel シートにすべてのテーブル定義を書き出すため、テーブル毎にシートを分けたいと言うニーズや、例えば定義書の特定の場所に顧客のロゴを入れるなんてこともできませんが、ER Master なら可能です。
異常な完成度
で、ここまで高機能だと「どうせクソ重いんでしょ」とか「どうせバグだらけなんでしょ」と思いがちなのですが、今のところサクサク動いていますし、怪しいところもとくに見当たりません。
一点だけ、ER 図から直接 DB にエクスポートもできるようなのですが、この機能だけがうまく動きません。"Table not specified." とか言われてしまう。きちんと動けばものすごく便利な機能なので、何とかしたいところです。
それにしてもこいつは本当にすごい。AmaterasIDE, Cubby に続いて必携のツールとなること確定です。