既に方々に吹聴しまくっていますが、遂に行ってきたので全四話の予定でタイムスリップブログを書きます。
プロローグ
ギリギリまで本当にヤバかったのですが、ニンゲン土壇場になるとやれば出来るもので、なんとかかんとか自分のシゴトをきっちりと片付けることができたので予定通り RSR 参戦決定!
しかしここで問題がひとつ。
お盆も真っ最中のハイシーズンに何とか用意することができた千歳行きのチケットは 12:00 東京羽田発 13:35 札幌千歳着の JAL523 便。
札幌千歳から RSR 会場までは、エアポート快速で 50 分ほどかけて手稲駅まで移動してから、さらにタクシーで 20 分ほど。スムーズに入場できたとしても入り口から SUN STAGE までは徒歩 10 分はかかるので、一切のロス無しでも既に 14:55 の計算。飛行機が定刻通りに飛ぶ保証はないし、電車への乗り継ぎやタクシーを捕まえるまでの時間、渋滞などを考えると 15:00 からの KEN BAND は絶望的。
さて、どうする。
チャレンジ
WEB で調べたところ、羽田から千歳への当日の JAL のタイムテーブルはこんな感じ。
便名 | 機種 | 出発 | 到着 |
---|---|---|---|
JAL 4501 | M81 | 06:30 | 08:05 |
JAL 503 | 777 | 06:35 | 08:10 |
JAL 507 | 744 | 07:25 | 09:00 |
JAL 509 | 744 | 08:15 | 09:50 |
JAL 513 | 744 | 09:05 | 10:40 |
JAL 4503 | 767 | 09:20 | 10:55 |
JAL 515 | 773 | 09:45 | 11:20 |
JAL 517 | 777 | 10:05 | 11:40 |
JAL 521 | 777 | 11:00 | 12:35 |
JAL 523 | 777 | 12:00 | 13:35 |
うち 2 便が休航だったものの、ぼくが予約した 523 便まで 7 便もある。
最寄り駅から羽田空港まで 40 分ほどで到着するバスが運行しているので、午前五時に起床して家を飛び出て空席待ちにチャレンジすれば KEN BAND に間に合うかもしれない。
わずかながら可能性の光が見えてきたら、居ても立ってもいられなくなり、mixi エコーに「始発からチャレンジします!」などと書き捨て、荷物をいい加減にまとめ、目覚まし時計を二つ、午前五時にセットしてベッドに横になったのでした。
寝坊
で、目が覚めたら午前六時過ぎですよ。
まあこれまでのどうしようもない人生を振り返ってみれば易々と想像されるオチではありますが、それでもやっぱりヘコむ。
とりあえず 4501 便から 507 便までの 3 便は物理的に無理。509 便以降も予約状況を見る限りだと空席待ちは難しそうな印象。
どうせ寝坊しちゃったし、今更ジタバタしないで素直に予約した便で行くか・・・?否!こんなときこそあの人のあの言葉を思い出すんだ!!
そうですよね、安西先生!
そういうわけで起床後十五分で荷物を背負って家を飛び出し、最寄り駅を午前七時に出発したバスは四十分弱で羽田空港第二ターミナルに到着。
バスのタラップを駆け下りてそのまま JAL の搭乗カウンタへ急行し、優待券で予約した搭乗便を変更したいと希望するも、やはり全便満席との回答。やっぱりダメか・・・
そうですよね、安西先生!画像デカ過ぎですよね、安西先生!とりあえず全便空席待ちでお願いしまっス!
メイクミラクル
空席待ちにはグレードがあるらしく、なんかたくさんカネがかかるカードとか持っているヒトは S ランク、なんかそこそこカネがかかるカードとか持っているヒトは A ランク、ぼくのような何も持たない下民は B ランクらしい。
空席待ちカウンタへ向かってみると、S ランク様が一名、A ランク様が四名、空席待ちをされているらしい。ぼくは下民の中ではトップの B ランク整理番号 1 番なので、6 席以上のキャンセルが出れば搭乗可能となる。
JAL 509 便の出発十分前、いよいよ空席待ちの呼び出しが始まった。
まずは S ランク様。スーツをお召しになったビジネスマン風の男性が悠々と搭乗されていく。
続いて A ランク様。空席待ちカウンタの女性が「整理番号 A-4 でお待ちのお客様」と声を上げる。ん?整理番号って 1 番からじゃないのか?
よく分からないなあ、と思ってぼんやり眺めている間にも「整理番号 A-4 でお待ちのお客様」と何度か呼び出されるが、A ランク様は一向に現れる気配無し。この辺りからだんだん興奮してきた。
そしてついに「整理番号 B-1 でお待ちのお客様」の声!はい!はい!はーい!!
KEN BAND を観られることが確定した瞬間でした。あきらめないで本当によかった。ありがとう、安西先生。