なにやら @xxputaxx 氏が Mac に興味を持ち始めた ようなので、購入から一ヶ月が経過したということもあり、MacBook Air の感想をまとめてみます。
お断り
以下、お断りというか免責というか前提です。
Mac OS の良いところをまだほとんど分かっていないですし、比較対象がボロボロのボロノートなので快適さが水増しされている可能性が極めて高いです。
こいつ Mac のことなにも分かってないな、とか、そんなに大騒ぎすることじゃねーだろ、とか思ったとしたら、それは至極もっともであり、このゴミブログから得られる新たな情報は何も無いので、さっさとブラウザを閉じて酒でも飲んでとっとと寝てください。
MacBook Air のよいところ
まずは MacBook Air のよいところを列挙します。
Mac である
当たり前ですが MacBook Air は Mac です。「憧れの」という枕詞が似合う OS は Mac 以外にあり得ません。
ライブハウスなんかで DJ を担当される方々はほぼ例外無く Mac ユーザであり、たばこと酒の匂いがうずまく薄暗い空間の中、燦然と輝く背面ベゼルの Apple マークを爆音に身を委ねながら憧憬の眼差しで眺めていたものです。
購入から一ヶ月経った今でも、この神々しい輝きだけで 500ml の缶ビールを二本は飲める自信があります。
とにかく速い
OS から何からとにかく起動も終了も速いです。そもそも OS やアプリの起動、終了という概念が無くなりつつあります。
iPhone や iPad をお持ちの方は、ホームボタンを押してアプリを (終了せずに) 閉じる感じや、スリープボタンを押してシステムを (終了せずに) 閉じる感じを思い出してください。
MacBook Air はあの感覚で扱うことができます。用事が済んだらフタを閉じるだけです。OS もアプリもいちいち落とす必要はありません。用事ができたらフタを開けて電源ボタンを押すだけです。十秒後には iTunes で Jack Johnson を聴きながら safari で google 検索を始めていることでしょう。
マルチタッチトラックパッド
MacBook Air のトラックパッドは、他の MacBook と同様にマルチタッチインタフェースを備えています。
マルチタッチインタフェースとは、複数本の指による操作を正しく認識して異なる動作を行えるインタフェースであり、例えば web ブラウザを閲覧している状態でトラックパッド上で同じように指を上下に動かした場合でも、一本指ではカーソルの移動、二本指では画面のスクロール、三本指ではページ最上部あるいは最下部にジャンプ、というように異なる動作を実行することができます。
この快適さは Opera ブラウザのマウスジェスチャーを体験したときの衝撃を上回るものであり、あっという間に身体に馴染み、そしてすぐに手放せなくなります。
MacBook Pro の機能紹介ページの動画が良くできているので、一度ご覧になることをお勧めします。
オールインワン
十年ほど前、友人と「昔のパソコンは何でもケーブルで繋がなきゃいけなかった、なんて笑う日が来るんだろうね」と話していましたが、あの頃に想像していた未来を MacBook Air に感じます。
ディスプレイとキーボードが組み込まれているのは当然ですが、マルチタッチトラックパッドが優秀なので特にマウスを必要としませんし、802.11n ワイヤレス LAN が組み込まれているので LAN ケーブルに縛られることもありません (そもそも LAN ポートがありません) 。どこにあるか分からないステレオスピーカの音質も充分ですし、FaceTime カメラもその存在に気付かないほど自然に組み込まれています。
必要なときに (磁石仕掛けになっていてパチっと小気味よくハマる) 電源ケーブルを繋げるだけです。もう 未来は僕らの手の中 にやってきています。
MacBook Air のよくないところ
続いて MacBook Air のよくないところ (ほとんどは Mac 初心者の戯言あるいは上述のよいところとのトレードオフ) を列挙します。
キーボードの配置と操作
上述の通りマウスを使用していないので、キーボードショートカットを多用しますが、まだまだ Mac のキーボードの配置や操作に戸惑うことがあります。ざっと挙げると
- delete はカーソルの左側に消し込む。右側に消し込みたい場合は fn + delete
- ファンクションキーは fn と併せて押さないと、デフォルトで割り当てられているハードウェア操作が優先される
- ctrl と caps の配置は逆にしてほしかった。
などなど。日本語入力時に無変換にしたい場合など、ついつい F10 をそのまま押してしまうのですが、fn と同時に押さないとスピーカの音が小さくなるだけです。
eclipse で多用する ctrl + space が spotlight 検索と衝突するのも困りました。eclipse の設定で回避していますが、設定をしなければならない問題は他の端末に移行したときに再発するので、あまりうれしくありません。
フリーソフトウェア
フリーソフトウェアの数はどこぞの OS と比べるとまだまだ少ないように感じます。今後は Mac App Store の普及で改善されていくことでしょう。
バッテリー
よくないところというよりも単なる欲求ですが、上述したように MacBook Air にはありとあらゆるものが組み込まれており、あまりにも自然に扱えてしまうために、バッテリーが減ったときに電源ケーブルを繋げなければならないことの不自然さが逆に浮き彫りになって感じられます。
通常、MacBook Air を使用するときは
を同時に行っており、ディスプレイの輝度を明るめにしているせいもあってか、フル充電から五時間ほどで残量が 20% を割り込むように感じます。
関連動画
最後に MacBook Air の関連動画をまとめておきますので、Mac を持っていないおまえらはこれらの動画を眺めて心を揺り動かされるといいと思います。
- 昨年 10 月のスペシャルイベントの動画。新しい MacBook Air は 70 分後から始まる One more thing で発表されるので、せっかちな方は こちら からどうぞ。
- 新しい MacBook Air の CM 動画。
- 新しい MacBook Air の紹介ビデオ。リスニング教材にも最適。
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