garbagetown

個人の日記です

機動戦士ガンダム THE ORIGIN (20)


出ました。もはや惰性で買っています。
今回登場したのは ビグ・ザムエルメス 。早くゼータを。

誰でもカンタン!クロスバイク入門

誰でもカンタン!クロスバイク入門―オールカラー

誰でもカンタン!クロスバイク入門―オールカラー


買いました。久々に寝る前ににやにやしながら読める本が手に入った感じです。
この本でアタマでっかちになったら、最寄りの自転車屋で工具一式買って、まずはパンク修理の腕を磨きます。
これでしばらく退屈しなくて済みそうです。人生是暇潰也。

パターン、Wiki、XP 〜 時を超えた創造の原則

パターン、Wiki、XP ~時を超えた創造の原則 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)

パターン、Wiki、XP ~時を超えた創造の原則 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)


日本科学未来館にある Ruby で制御された インターネット物理モデル を作った江渡浩一郎さんの著書を読みました。
パターン、Wiki、XP のそれぞれについての解説書ではありませんので、まずは御注意を。
パターン、Wiki、XP のそれぞれひとつひとつは有名ですが、実はこれらは半世紀前の建築家に起源を同じくする兄弟のような概念である、と言う、史書のようでもあるし、哲学書のようでもある、とても面白い書籍でした。
個人的には、Wiki の誕生と発展、そして Wikipedia に至るまでの過程を書いた第三部にもっとも興味を覚えました。
Wiki の存在を知ったのはまだ大学生だった 2002 年頃で、当時は誰でも編集できてしまうシステムが何故成立するのかまったく理解できなかったのですが、その後、暗号やオープンソースソフトウェアなどを学ぶに連れて、極めて多数の眼に晒される物事には自然と公正さが働く、という事に気付き、これが Wiki の成立にも繋がっているのだと理解しました。
これを Wiki の作者である Ward Cunningham 氏は 観察可能の原則 と言い表し、そしてこれは前述の建築家 Christopher Alexander が述べた「診断の原理」と同一の概念であるのだそうです。
・・・というブログの引用に Wikipedia を自然と利用しているのも何か示唆的だと感じます。
と、ここまで書いてみたものの、どうにもまとまらないので完全に書き散らかしたまま唐突に終わるわけですが、先にも書いたように、この業界の史書として読んでも面白いですし、一見、無関係に見える複数の事柄でも、概念的には同じ視点に立っているという、ある種、普遍的な事実がこのような場所にも立ち現れているという見方から、哲学書のように読んでも面白い、お薦めの一冊です。

おやすみプンプン

おやすみプンプン 5 (ヤングサンデーコミックス)

おやすみプンプン 5 (ヤングサンデーコミックス)


ずっと気になっていたので一気に読みました。
話の内容やテーマ、温度感などはまったく知らず、プンプンの造形のみを前提知識として持ち合わせている状態で読み始めたところ、いい意味で裏切られました。
唐突に真っ黒な手が出てきたり、何の説明も無くベルトを外されたり。プンプンの姿かたちは、それをそのまま描いてしまうといよいよ救いが無くなってしまうがための防衛線のような気もしますし、それをそのまま描かないからこそ余計にドス黒いリアリティが浮き彫りになっているような気もします。
その他の世界観は良くも悪くもこれまでどおりで、サブカルに傾倒している人は神のように崇めるでしょうし、リアルをマッチョに生き抜ける人は吐き気を覚えるんじゃないでしょうか。
個人的には、作中に登場するゲームボーイのバカデカさや、新百合ヶ丘駅、町田駅と思われる風景がいちいち記憶とシンクロして、より作品に感情移入できますし、してしまいます。そういう意味で、浅野いにおさんの作品を特別に楽しめる一方、自由に楽しめない希少な世代なのかもしれません。
まあとりあえず小田急線沿いでぼんやりとしたベタつく毎日をただなんとなく生きてきたお前らは読め。

アジャイルレトロスペクティブズ

アジャイルレトロスペクティブズ 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き

アジャイルレトロスペクティブズ 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き


買いました。読みました。
読み切った直後にも関わらず、まだ二年目の女性社員に向かって「おまえの作る資料は意味が全然分かんねえよ」と言い放って泣かせたりしているので、効果の程は推して知るべし、ですね。
レトロスペクティブズとか言っていますが、要するに(あまり好きな言葉ではありませんが)「ふりかえり」と言うやつで、身近なところで言うと KPT などを挙げると伝わり易いかと思います。プロジェクトを振り返って、問題を明らかにしたり強みを見出したりすると言うアレです。
書評としては、今ひとつピンと来るところがありませんでした。御国柄の違いなのか、単にぼくが人でなしで人見知りのゴミヤロウなのか、尻がムズムズするような内容が多く、これでチームが強くなるとは思えませんでした。
いちいちチームメンバーに「きみに感謝している。効率的な手段を教えてくれてありがとう」とかキモくて言えないですし、そもそも上述の通りの暴れっぷりなので、唐突にそんなこと言い出したら完全に逆効果です。
いや、まあ感謝はしているんですけれども。ねえ。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN (19)


出ました。巻末広告欄に 20 巻は 2009 年 12 月発売予定!とか堂々と書いてあってムカつきました。遅いよ。
今巻でお初にお目にかかったのはザクレロとボール。両方とも好きでないからうれしくない。
ぼくは単にカッコいいロボットが好きなだけの外道なガンダムファンなので、もっとじゃんじゃんモビルスーツが出てこないとつまらないのです。
もうガンダムはいいや。早くゼータを。マーク II や百式を描いてください。

Manage It! 現場開発者のための達人式プロジェクトマネジメント

Manage It! 現場開発者のための達人式プロジェクトマネジメント

Manage It! 現場開発者のための達人式プロジェクトマネジメント


結局、買いました。読みました。
その名の通りマネージャ向けの内容で、マネジメントにおいて発生する問題を分類・列挙した上で、その対策を示すという、アンチパターン的な構成でした。
マネージャ向けと言っても、絵空事みたいな戯言ばかり書いてあるわけではなく、むしろ現場の苦しみを前提としてまとめられており、このことからもタイトルに偽り無し、という感じです。
最初から最後まで一貫してウォーターフォール型の開発サイクルを罵倒し、アジャイルプロセスを猛烈プッシュしており、要件もよく分からないうちから作成することを求められて仕方なく根拠も何も無いまま作ったスケジュール表上の盛大に左に吹っ飛ぶイナズマ線と日々格闘している身としては、「そうだよ!これからはアジャイルだよ!」とか言ってしまいそうになるのですが、アジャイルプロセスはアジャイルプロセスを知らない人に説明して理解してもらうのが少し難しいように感じます。
いきなり「アジャイル」とか言うと、目を白黒されてしまうか、煙たがられてしまいそうなので、「フェーズごとに実装します」とか「機能ごとに実装します」とか言って巻き込むと上手く行きそうな気もします。やってみよう。
あとは計画を変更する勇気とタイミングでしょうか。リリーススケジュールを伸ばすことに過敏なお偉方を説得する面倒くささを考えると、残業してでも予定の線に乗せるという選択をしてしまいそうになるのですが、これをやると品質が下がるのはイヤというほど経験済みなので、定期的に計画を見直すことを始めから宣言してみようと思います。
アイゼンハワー大統領が「計画そのものは大したものではない。計画作りこそがすべてだ」と言っているようですが、そういうことだと思います。

Plans are nothing; planning is everything.

Dwight D. Eisenhower

まったく書評じゃなくなってきた事に今更気付いたので、この辺にしておきマッシュ。