garbagetown

個人の日記です

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二十歳くらいのとき、唐突に「ホームページ」というものを作ろうと思い立ち、しばらくサイトの名前で悩んだことを覚えている。
なんかカッコいい名前はないか。「Taro Yamada's HomePage」なんてのは死んでもイヤだったけど、いくらがんばったところでしょうもないサイトしか作れないのは分かりきっていたので、あまり分不相応な名前にするのも気恥ずかしかった。
四六時中そんなことを悶々と考えていたとき、突然、閃いたのが「Garbage Town」だった。直訳すると「ゴミの街」。
今よりもネット上のハードディスクスペースがずっとずっと貴重だったあの頃、ぼくが作ろうとしているものはまさにゴミそのものだったので、これ以外に無い、と思った。早速 ICQ (クソ懐かしい)で友人に伝えると、友人も「それはいい。コンテンツは『生ゴミ』『資源ゴミ』『粗大ゴミ』『不燃ゴミ』などにしよう」と賛成してくれた。
その後、自宅サーバを立ち上げたり、ドメインを取得したりと色々やってきて、今に至っている。
実は、この言葉はぼくのオリジナルではなく、当時在籍していたバンドの曲名であり、生みの親は現在、現代美術家として活躍している 施井泰平 氏で、サイトを立ち上げた直後に「おまえは著作権という言葉を知らないのか」と笑いながら言われたものだった。
ボケーっとネットを徘徊していたら、忌まわしい記憶 と共にそんなことを思い出しました。